晒しな日記

いろいろやっては失敗した。借金もできた。覚悟が足りなかった。家族を守るために本気でやり直し。あり方を変えるために恥を晒します。

1度リスケしませんか?

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2月になり、この週末は天気にも恵まれ

久しぶりに穏やかな時間を満喫しています。

 

さて、ここ数日で感じること。

それはアメリカやヨーロッパ式の個人を

追求する思想は僕たち日本人にとって

肌に合わないんじゃないかってこと。

 

これは以前に落合陽一さんも話していた

ことですが、様々な形態を変えながら

ムラ社会』というコミュニティで生存

してきた日本人にとって、隣の家から

醤油を借りたり、イタズラをして近所の

おじさんに叱られたりといった生活の

方が肌に合っているのではないかと

感じている。

 

高校教員時代から感じていたことでも

あるが、個人、自由、平等などといった

考え方は戦後敗戦国となった日本に

外から持ち込まれた価値観であり、

そういったプログラムを学校教育により

強制的にインストールすることで均一化

された子供たちを育てることに疑問を

抱く自分がいる。

 

その教育の結果、日本には自分のやりたい

ことや成し遂げたいことが本当にわからない

若者が大量に増殖している。

 

さらにメディアが追い討ちをかけるように

情報操作することで、事の善悪・判断は

他人に委ねられ、良いも悪いもない非常に

軽薄で中身の空っぽな人材が後を絶たない。

 

一方で西洋式に右へ倣えと特に何の疑問も

持たずに走り続けた結果、人も企業も国も

疲弊したばかりでなく、何を信じていいの

かもわからずに出口の見えない迷路を彷徨い

続けるといったストレスだけが蔓延した。

 

昔からの因縁か、日本はよく中国のことを

斜に構えてバカにするが、結果として日本の

GDPは中国の半分となった。IT大国となった

中国と比べ明らかに遅れをとってしまって

いる。

 

ネットのアンチなどもそうだ。常に自身の

正義に基づくアンチは別だが、いわゆる

セカンドと呼ばれるニュースで見たからとか

ネットで誰かが批判していたからとか

そんな何の説得力もない理由で豪に巻かれて

世の中の出来事をただ批判している輩が

この国にはゴロゴロいる。

 

いつからこんなことになったのだろう。

僕は小さい頃、家の近所の空き地で野球

していて隣のおじさんにめっちゃめちゃ

怒られた。2つ年上の近所のお姉さんが

どんどん女性になっていくのを中学生

ながらにドキドキした。少年時代の僕は

確かに小さなムラ社会のコミュニティの

中に生きていた。正確にはまだその名残が

あったように感じる。それがたった数十年で

まさか友達の親が我が子を守るためなら

子供の友人である僕を平気で吊るし首に

するような時代になろうとは想像もして

いなかった。

 

確かに少子高齢化によって同年層との

コミュニティの場が自身の行動範囲では

限られてしまった気はしている。

 

だからこそインターネットはそのための

インフラであり、SNSは彼らと出会う

ツールだ。これらを利用すれば時間と場所を

ショートカット可能だ。

 

望みさえすれば世界中どこにいたって

誰とでも繋がることができる。

オンラインサロンが流行したのもそこに

価値を感じる人がたくさんいるからだ。

 

僕たちは本能でムラ社会を求めている。

だったらアメリカに倣え、ヨーロッパに

倣えといった頭ごなしの行動はもはや

無意味で、彼らの何が素晴らしくて、

一方でその中で僕たちには何が向いていて

何が向いていないのか、その辺りを

しっかりと整理する必要があると思う。

 

もちろんムラごとにそれが微妙にズレて

いく現象が起こるだろう。それでいい。

同じ日本の中でも場所も環境も違うわけで

そこで育った人の価値観も少しずつ違う。

 

オンライン上のやりとりの素晴らしいのは

それらを互いに認め合いながら複数の

コミュニティに参加可能だということだ。

 

どこか逃げ道を用意しておくことはとても

大切なことだ。クラスでイジメを受けたら

逃げ場がなくて復帰が難しい原因はそこに

ある。学校なんて所詮小さなコミュニティだ。

ひきこもってネットの世界に気の合う仲間を

求めることは当然の生存本能だ。

 

でもこれまではそれを周囲が許さなかった。

引きこもり=悪の定義は学校と親のエゴから

生まれた道化だと僕は考えている。

 

そういった意味ではこの5年間で少しずつ

景色が明るくなってきた。なりたい職業は

YouTuber、ええやん!って人が本当に増えた。

 

これからは自分と相性が良いコミュニティで

生活すればいいと思っている。まだまだ全て

が受け入れられたわけではないが、時間と

ともに少しずつ変化していくことだろう。

 

見栄を貼り続け崩壊するか、これまでの

ミスを認めベクトルを修正するのか。

ある意味今後が楽しみではある。