晒しな日記

いろいろやっては失敗した。借金もできた。覚悟が足りなかった。家族を守るために本気でやり直し。あり方を変えるために恥を晒します。

長女の夢

今年で8歳になる小学2年生の長女。

彼女には3歳のころからの夢がある。

 

それは『デザイナーになること』。

 

一体どこでそんなことを覚えてきたのか。笑

ある時突然言い始めた。

 

当初、僕は『子供の言うことだから』と

真剣に受け止めていなかった。

またそのうち言うこと変わるだろう、妻とも

そんな話をしていた。

 

だが5年たった今も彼女の夢は変わらない。

むしろその思いは年々強くなっているように感じられる。

 

毎日じゆう帳に向かいキャラクターやら女の子の絵を書き始める。徐々に拘りが強くなる。洋服だけの絵が増えてきた。タブレットでママとネットショップを検索し、気に入った洋服をアレンジしてみる。

 

なんだかやることが細かくなってきていないか?ある時そんな印象を受けた。

 

じゆう帳の数はゆうに20冊を超えている。塗り絵の数はそれ以上。本気なんだ。保育園の卒業文集にも将来の夢はデザイナーだと書き残した。当時の担任も『友達と遊ぶことも多いですが、たまに誘いを断って黙々と絵を描いています』と面談で言われたそうだ。

 

子供は素直である。愚直である。そこに迷いがない。大人のような言い訳もしない。絵を描くことが好きで、その中でも洋服をアレンジするのが楽しいらしい。この先、少しずつ形は変わっていくかもしれないが、彼女の中にある根幹は変わらないのだろう。それがさらに夢を膨らませ、進化を加速させてゆく。

 

まだ8歳。良くも悪くも大きな挫折は経験していない。自分はできると思っているし、周囲はそれを応援する。至って純粋でシンプルなのだ。そこに理屈っぽい言い訳などは一切存在しない。

 

自分を信じる力というのは夢を現実に変える大きなエネルギーを持っていると私は確信している。娘の姿を見てその思いがより一層強くなった。

 

歳を重ねるごとに多くのことを経験する。挫折する。傷つく。自己防衛本能として、傷つかない選択をするようになる。その結果得た能力が言い訳であり、現実逃避であり形は様々だ。

 

それは同時に自分への信頼残高をすり減らしていく。自分の心にフタをするかのように自分の思いを殺し、調和を優先し、いつの日か夢を食い潰してしまうことになりかねない。

 

現実を見ろ。

そんな一言で夢を諦めさせようと

してくる人たちが存在する。

 

まずやるべきことをやれ。

他者にとって優先順位の高いもの、ことは、

自分にとっても同じとは限らない。

 

これは僕が大嫌いな日本の風潮のひとつだ。

 

現実世界にこそ夢を喰らうバクが

散在しているように感じる。

 

昔は僕もそのひとりだったのかもしれない。

 

結婚し、娘の姿を見てその考えが180度変化したのは言うまでもない。

 

親バカと思われるかもしれないが、その感情を差し引いたとしても、娘の、夢を追いかける人のことを応援したい。

 

そういう思考に自分自身が変わることができたという現実をしっかりと受け止めたい。