依存の恐怖
人は何かに依存しようとする生き物です。
誰かに認めてもらいたいから。
自分の存在価値を本能で示そうとします。
実はこれが私たちの人生を狂わせる原因に
なっていることがほとんどです。
恋愛、人間関係、ギャンブル、タバコ、お金…
チュートリアル徳井さんの脱税問題や、吉本興業で話題になった闇営業、田代さんの覚醒剤や坂口杏里さんの恋愛事情などなど、地域や名誉を手に入れた人でさえ何かに依存していないと存在を見失う恐怖に負けてしまいます。
他にも見栄を張ってつい嘘をついてしまう、助けて欲しいのに強がって誰にも悩みを相談出来ないといった行動も依存の一種と言われています。
今ある社会的地位に依存・固執するのだそう。
これは僕もそうでした。
個人事業を始めた数年前、少し良いスタートダッシュを切れたことで浮かれました。その後徐々にうまくいかなくなりましたが、家族や周りに偽りました。そして現状を人のせいにし始めます。
ですがそう長くは続きません。誤魔化し切れなくなっていきます。そうしてひとり、ふたりと僕のもとを去って行きました。
僕は孤独でした。
それでもなお自分可愛さに偽り続けるのです。
決して許されるわけではありませんが、僕は覚醒剤に手を染めてしまいそうになる人の気持ちには共感できてしまいます。
自分に自信がないのです。
その気持ちが強いほど周りに強く見せようとします。
威嚇している犬となんら変わりないのです。
動物がもちうる防衛反応です。
ですが人はたちが悪い。
なまじ理性が働くことで自分を守ろうとするあまり自分をどんどん追い込んでいくのです。
幸い僕はギリギリのところで
助けて
って言えることが出来ました。
地位も名誉も失いました。
何人もの友人をなくしました。
ですが今では本当によかったと思っています。
それでも離れず信じて待っていてくれる家族や友人の存在に気づくことができました。
共に切磋琢磨できる仲間まで出来ました。
これを読んでもしひとりで孤独に苦しんでいる人がいるならば…
勇気を出して声を変えて欲しいと思っています。
ひとりで抱え込まないで欲しい。
同じ現実を体験した僕だからこそ、力になれることがあるかもしれません。
ほんの一握りの勇気で人生は一変します。
そのお手伝いが少しでも出来れば、僕が存在する意味もあるのでしょう。