人に優しく

あなたが考える『優しさ』って何でしょう。

いろんな考えがあるかと思います。

僕が教わったのは、人に優しくできる人は

『自分に優しく』できる人です。

さて、自分に優しいとは一体どういうこと

でしょうか。今回はそんなお話。

甘やかしとはちがう

よく勘違いされがちですが、優しいことと

甘やかすことは全く異なります。

優しいとは

１ 姿・ようすなどが優美である。上品で美しい。
２ 他人に対して思いやりがあり、情がこまやかである。
３ 性質がすなおでしとやかである。穏和で、好ましい感じである。
４ 悪い影響を与えない。刺激が少ない。
５ 身がやせ細るような思いである。ひけめを感じる。恥ずかしい。

６ 控え目に振る舞い、つつましやかである。

７ 殊勝である。けなげである。りっぱである。

（引用元：goo辞書）

特に2つめの他人に対して思いやりがあり、

情が細やかであるといった部分が人間関係に

関してはわかりやすいのかなと思います。

思いやりの持てる人は自分を無我に扱わず

労ることの出来る人だという話を聞いた

ことがあります。

自分が優しくされることの喜びやありがたみ

を理解できているからこそ、相手にも同じ

思いを持つことができるというわけですね。

これまでもお話してきましたが、人は他人に

原則興味がありません。自分に関係している

から興味を持つのです。

つまり人に優しくできるということは、実際

かなりの労力を消費します。別にあえてそう

する必要がないからです。

にもかかわらずそれができるというのは

とても『優れた』ことです。

意味は異なりますが同じ字を用いています

よね。これはもはやひとつの能力だと

いえるでしょう。

実体験によるきっかけがほとんど

ほとんどの人が過去に他人からそうされた

経験から自分も他人に対して同じ振る舞いを

することができるようになったのではない

でしょうか。

自分が苦労したり悩んでいるときに誰かから

手を差し伸べてもらえた経験がある。

だから自分も他人に対してそうしよう。

それがほとんどだと思っています。

また、自身に対してそういった態度を

取ることのできない人は相手に対して

同じ行動をとるということは難しい。

演技や偽善で終わってしまうことが

多いような気がしています。

また、自身が満たされていないのに

相手のことを思いやる余裕をもつこと

はなかなか難しい。

そういった意味では自分磨きなわけです。

まずはしっかりと自分と向き合うこと。

自身を労ってあげること。

心を育てていきたいと思います。