転職してはじめて知ったこと②

僕の転職のきっかけは非常にネガティブな

ものでした。

勤めていた学校を去らざるをえなくなった

ことです。

まさかそんな日がくるなんて思っても

いなかった。

だから僕の思考は停止状態であった。

今ではそう感じています。

まずは捨てることから

教育大を卒業し、そのまま教員として

10年以上勤めました。

なので僕に流れてくる情報は

教育産業・業界の話がほとんどでした。

センター試験が変わるとか高卒生の就職率が

どうだとか、学生にとっては有意義な情報で

あっても社会全体としては非常にニッチな

世界観の中でたくさんの時間を過ごしてきた

気がしています。

ここから突然外界に旅立つことを余儀なく

され、情報や風潮、価値観などを強制的に

アップデートする必要がありました。

ネット検索が非常に便利なので、情報は

すぐに集められるかと思いきや、そのどれも

が表面的な内容で僕の求めている情報を

的確に手に入れることはとても難しいこと

でした。

この経験は僕の人生を大きく変えました。

なぜなら情報を収集する方法を変える

きっかけとなったからです。

まだまだネットリテラシーの低い日本では

情報を売り買いすることであったり、自身の

収益の目的として利用する考え方が根強い

のだと気付かされました。

もちろんこれは当たり前のことですが、

DRMの考え方からすれば少し的はずれな

部分もあります。

要はネットには個人の稼ぎたいという欲望

や憎悪で溢れかえっているんだなと理解

することができました。笑

様々な方法を駆使して情報を手に入れました。

そのためにお金を溝に捨てるようなことも

たくさん経験しました。

その過程の中で気がついたことがあります。

それは、自身の都合やこれまでの経験、

価値観などを捨て去る勇気が必要なんだ

ということです。

大した経験じゃないにもかかわらず、私達の

価値観は結局のところ自身の体験の名の元に

脳内にアップデートされていくということ。

そしてその価値観のために決めつけが生じ、

結局損をするのは自分自身だということ。

それを克服するためには

これまでの価値観を一度リセットして

新しい情報を上書きしていく必要がある

ということ。

過去の職種や業績に囚われる人は、

転職活動などにマイナスに働くと

いったことがよく言われますが

これにはとても賛同しました。

僕も教員に10年以上取り組みましたが

この気持ちはどんどん大きく膨らんで

いきました。

自信を持つのは素晴らしいことですが

それが過信である人は働くフィールドを

少しでも変えると実際に見える世界が

広まります。

僕は『自分は大したことは何もできない』

という事実を知るところからのスタート

だと思いました。そしてそれを正しく

受け止めることができた時、あなた自身の

成長速度がめちゃくちゃあがります。

逆に上手くいかない人は、過去の実績に

いつまでも囚われ、自分のキャリア付近の

業種をメインに転職活動をする傾向に

あります。

一見うまくいきそうですが、互いにとって

新しいコトは何も生まれないと悟りました。

たとえ次に行きたい業界がこれまでと

まるで別のところであったとしても、

これまでの経験上、自分に貢献できることは

ないか、またはどこか、といったことを

考えることが大切です。

例えば最後は人とのやりとりなので、

コミュニケーション力や傾聴力などは

役立てられそうだな、とか。

ITの領域では、苦手な人がまだまだ

たくさんいらっしゃいます。

そこで働いているにも関わらずです。

なので、

ヘルプデスクなどバックオフィス

の機能が必要だな。

↓

委託してくる人、したい人、は

どういったところに困っている

のかな、話しながらさぐっていこう。

このような簡単なフローでいいので

書いてみる、それを眺める、気づきを

付け加えるなど。

これを繰り返していくと思考力が著しく

成長します。また、様々な業種においての

繋がりがわかるようになってきます。

そのためにも、まずは己を知ることです。