転職してはじめて知ったこと【最終話】

いよいよラストです。

ここまでお付き合いいただき本当に

ありがとうございます。

転職した先で僕はいったい何に気づく

ことができたのか。

最後までお読みいただけると幸いです。

人にやさしく

転職をきっかけに人の感情を意識することが

増えました。

相手は今いったい何を思っているんだろう。

どうしてこんな態度をとったんだろう。

今投げかけて欲しい言葉は何だろう。

そういったことを日々意識するように

なったおかげでしょうか、自分で言うのも

あれですが…僕は人にやさしくなれました。

そうなることで些細なことでイライラしたり

文句を言ったりしなくなりました。

自分自身が常に穏やかでいられるように

なったのです。

日本という国は本当に忙しない。

毎日を必死にやりくりしている人が

本当に多いのです。

それで一生満足なのか。

本当に心から笑えているのか。

家族に対して不満を感じるなんて

少し寂しい気がするではないか。

そんな感情にさいなまれるようにもなった。

表面しか見ていない人が多い

今の収入に不満があるから副業しようとか

なかなかやりがいのある仕事を与えられない

ので辞めたいとか、転職を考える理由といえば

ネガティブな要因が日本では多い気がします。

もちろんライフワークバランスは大切に

しなければいけません。僕は今家族と

離れて生活しているので痛いほどその

重要さが理解できるつもりです。

一方で自身のキャリアアップのために

転職を考えるというのもひとつの手段

だと考えます。

その両方を鑑みたときに、アメリカでは

フリーランスが50%を占める（事業主も

含む）とも言われる中で日本はまだまだ

ひとつをやり遂げる、添い遂げるといった

文化が根強いのも現状です。

もちろんそれが充実している人がたくさん

いることも事実です。ですがここで言いたい

のは、転職の理由が収入だとか裁量だとか

表面的な理由で捉える人があまりにも多い

のではないかということです。

そもそも日本人にとってのライフワーク

とは何でしょう。民族的に職人肌とも

言われる日本人。仕事が生活だけでなく

生き様そのものといった人がたくさん

いますし、その人たちは何を考えその

ような生活を営んでいるのか。

僕は日本人は本当に優秀な民族だと

思っています。故にそれがあだとなり

物事を表面的にしか捉えない風潮が

あるのも事実ではないかと以前より

疑問を感じていました。

ケンカできますか？

あなたは今の仕事にどれくらいの拘りが

ありますか。

たとえ上司であったとしても、自分の意見を

率直に伝える勇気と覚悟をもって仕事に

取り組んでいますか。

そうでない人が周りの不平不満を垂れるのは

僕は筋違いだと思っています。

一生懸命にならない人が懸命に汗を流す

人たちをバカにしてはいけない。

悲しいですが僕は小さな頃から日本の

そのような風潮が非常に息苦しかったです。

結果が失敗に終わったとしても、その人

には未来がある、また次頑張ればいいでは

ないか。ずっと燻って生きてきました。

ですが今回の転職活動を通じて本気の人たち

をたくさん目にすることができました。

自分たちのプロジェクトに対してまだ見ぬ

素晴らしい未来を想像して毎日業務に励む。

そんな思いを秘めた面接官の方々の胸に秘めた

熱い想いをたくさん感じ取ることができました。

一方で、どんなに大きな企業であったとしても

収入が人より多かったとしても『この人の下

では働きたくないな』と感じる方もたくさん

いました。

一度や二度の面接でそこまで汲み取れる

はずもない、そのように仰る人も中には

いるでしょう。でも真剣に取り組めば

感覚でわかるようになっていきますし、

それでも感じ取れない人にはそもそも志は

ないのだと僕は判断します。

すごいと感じる人は初対面から熱量が

まるで違いますから。

僕のように金銭面で苦労していなくても

充実していないと感じる人がたくさん

いることが何よりの証です。

仕事はもちろん、遊びであっても恋愛で

あっても何でもいいんです。僕たちには

夢中になる何かが必要なのだと改めて

感じさせられました。

人についていくのも人生

最近ネットやSNSでやりたいことを見つける

などといった文言をよく目にします。

別にやりたいことなんてなくても

いいんじゃないでしょうか。笑

僕はありますよ。家族ともう一度一緒に

暮らしたいですから。

ですが何かに夢中になる人に憧れ、その近く

で同じ空気を吸うことで自分も疑似体験を

得たり満足感や達成感に見舞われたりする

ことっていいことなんじゃないかなって

思うようになりました。

日本人ってその感覚、その生き方に向いて

いるんじゃないのかなって。

誰かのために頑張るってすごく素敵なこと

ですし、日本人にはとても相性の良い生き方

なのではないでしょうか。

だって僕の友人の奥さん、生き生きして

ますよ。旦那の仕事応援するの毎日楽し

そうですもの。

YouTuberのカジサックさんの奥さんの

ヨメサックさんとかも同じオーラを

感じます。旦那さんのこと応援するの

楽しそうじゃないですか。

何を言いたいのかというと、そういう風に

考えることが出来たなら、そういう考え方を

良しとする風潮が根付いたら、今仕事に

苦しんでいる人はそうではなくなるかも

しれませんし、僕のように思い切って転職

してみようって思える人が増えるのでは

ないかなって思っています。

転職なぜそんな押すのかですって？

だって外から見ていて日本人苦しそうなん

ですもん。そんなに辛いならそこに無理して

いなくていいじゃんって思うんですよね。

お前はそうやって考えることが出来るから

いいよな、誰かにそう言われている気が

しました。

そうです、得してるって思います。

でもそうするかを決めるのは自分だし

そんなのできないって言っちゃうのも

自分ですし、隣の芝眺めて文句だけ

言うのも結局自分じゃないですか。

言うよりやろう、やれば形になる。

それが例え失敗であったとしても

形として世に残る。

あなたが失敗だと感じることも

羨ましいって思う人もいる。

でもそれは形にしてみないと

わからないし、もっと大切なのは

それが人に伝わらないことだ。

僕の大好きな言葉です。

なので毎日ブログという形に残すように

なりました。

これを今読んでいるあなたに届いて

欲しいから。